2016年夏から開花していない天竺斑蓮(てんじくまだらはす)
花芽すら出ていない事を考えると、色々と原因がありそうです
環境を変えるため、昨年、植え替えをしてみましたが、立ち葉も出ますが花芽は出ず
今以上に日当たりがいい場所はないので他の要因を埋めて行こうと考えた
2018年10月末の状態
それなりに立ち葉も出るが、花が咲いた年に比べると少なく葉も小さく感じる
あと葉の色が薄い
2016年は田植え直前の土を貰ってきて植えたので土が完全に仕上がっていたと考えられる
というわけで2019年は土創りから始めてみた
現在、植わっている睡蓮鉢の土は養分が枯渇していると考えて、残っている手持ちの田んぼの土に追肥していく
水を吸った時の硬さが粘土質すぎて硬いため、使っていなかったコリドラスサンドを全部混ぜ込んでみた
肥料はバイオゴールドオリジナルを適量入れて混ぜ込んだ
田んぼの土は冬場水を入れずに何度か叩いて養分を定着させるらしい
冬場に冷え込んで、乾燥する事で土が仕上がるとの事
トロ舟で自然に排水はできないので天日干しして雨が降って水が溜まれば水を捨てるを繰り返す
3月に入って石田精華園から購入した純正IB化成を追肥
大きな舟に100粒、小さな舟に80粒
田植え前には数回、田んぼをたたくのでそれを真似て土を攪拌する
塗料攪拌用のビットで全体が柔らかくなるまで攪拌した
温帯性睡蓮もこのタイミングで植え替える
以前は睡蓮鉢に土を入れて育てていたが、葉が展開しすぎるため小ぶりな容器に土を入れて、それを睡蓮鉢に入れる形にしてみた
この方法なら手入れも簡単なはず
2019年3月23日
ソメイヨシノの開花時期を待って天竺斑蓮を掘り起こす
レンコンを1軍、2軍、3軍に分ける(右が1軍)
今年、花芽が出る可能性があるのは2軍まで
3月に入ってから追肥し、毎週、攪拌していたおかけで土はトロトロに仕上がっている
7~8cmの厚さで土を入れて、その上にレンコンを置いていく
その上に芽が隠れない程度の厚さで土を流し込み、水を張る
土をかなり柔らかく仕上げているので水を張った時点では泥水になった
泥が沈殿すれば、考えているような仕上がりになるだろうと思う
鉢を満水にした際に水深が10cm以上になるくらいが狙い
2軍、3軍のレンコンも同じように仕上げた
2019年4月7日
だいたい狙っていたくらいの水深で仕上がっている
去年からすればかなり土が少ない
レンコンを浅く植えているので芽に日が当たり、浮葉が出てきている
2019年4月13日
水は澄み切っており、水深も問題ないように思える
冬場に買っておいた金魚を放すことにした
2019年5月12日
気温も上がり始め成長著しい
浮葉も重なり始めるので枯れてきている葉は剪定する
ここまで仕上げた土の元肥のみ
天竺斑蓮は花上がりの悪い種のため短期の花ハス用小粒化成肥料を追肥した
この肥料は短期のため毎月同量追肥しようと考えている
2019年5月18日
立ち葉も展開され、今のところ問題がないように思える
ゴールデンウィーク中に新たな事に着手
大型種である天竺斑蓮は花上がりが悪く育成が難しい種のようである
これ以外の蓮を育てた事がなかったので、他種の蓮ならもっとお手軽なのかもしれない
そう考えた結果、蓮根を買うのは高くつくので種から育てる事にしてみた
花上がりのいい種を2種類
白光蓮と毎葉蓮
白光蓮は白い花弁の花上がりのいい中型種
毎葉錬は江戸時代にはすでに栽培されていたらしく、葉が展開すれば必ず花が咲くといわれる位花上がりが良いところから呼ばれている種
つまり毎葉蓮を開花できないようなら天竺斑蓮は到底無理というお話
2016年に天竺斑蓮が開花した時に種を取ろうと思っていたが、花托が枯れるのを待っていたら種がどっか行っていた…
蓮の種はかなり硬いので凹んでいるいる方を白い部分が見えるまでヤスリで削る
あとはコップに水を入れて日当たりにいい場所に放置しておいた
天竺斑蓮で何とか今年は結果を出したい
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