では久々に屋久島の続きを書いていこうと思います
正直、当時の記憶を思い出せるのか…何とも言えない
2019年4月27日(土)
14:45 日本百名山 宮之浦岳 (九州最高峰)1936m 登頂
天気はこれ以上になく、快晴…
むしろ暑い…
一旦、荷物を降ろして小休止
少しするとガイドさんを伴った姉ちゃん2人が登ってきた
この時間にここという事はおそらく同じコースなのではないかと思われる
鹿之沢小屋泊であろう
北東に種子島が見える
屋久島と正反対にびっくりするほど平たい…
たぶん…九州
見渡す限り、眼下は山、その向こうに海、空は快晴…
屋久島の真ん中にあるだけあって、ぐるっと回っても同じ光景
天気は申し分なく、頂上からの絶景パノラマを見ながら、二度とこんな天気に登れることはないんだろうなぁ…などと考えていた
来た道を振りかえる
黒味岳が1831m
そこから投石平まで下りてきて、筑紫岳(投石岳)1830m、安房岳1847m、翁岳1860m、栗生岳1867mと越えてきての、宮之浦岳1936m
投石平からのコースタイムは1時間40分
高低差がなく、山頂を繋ぎながら登ったり、降りたりの日陰のないコース
多分、1時間近くは登ってみては…「まだか…」を繰り返していた気がする
投石平から宮之浦岳の間に安房岳、翁岳付近に水場があるはずだが、見当たらなかった
投石平で水は汲んでおいたが、(1Lずつ)嫁さんは、宮之浦岳に着くまでに途中で水がほとんどなくなっていた
あとあと聞くと、「これは修行だ…修行に違いない」となかば切れ気味で登っていたらしい
熱中症の恐れも出てきたので、ひとまず私の水を共用しながら進むことにする
この先、下り20分で焼野三叉路
その分岐で永田岳(鹿之沢小屋)方面と縄文杉(新高塚小屋)方面に分かれる
焼野三叉路には水場のマークもついている
ラスボス感のある永田岳1886m
コースタイムは
宮之浦岳 → 焼野三叉路 20分
焼野三叉路 → 永田岳 50分
永田岳 → 鹿之沢小屋 40分
現在時刻が15時
水の確保ができてない状態で動くのは、危険な気がした
あとで追いついてきた姉ちゃん2人組とガイドさんは宮之浦岳山頂から早々にいなくなった事を思うと、鹿之沢小屋まで行くには少々押しているのであろう…
15:02 ひとまず焼野三叉路まで下り始める
この時間に我々の後ろから来る人はいない
下りていくと川のようなものが見える
15:29 焼野三叉路 到着
今の2人の状況で鹿之沢小屋まで行くとなると、3時間近くかかることになる
これ以上の進軍は危険と考えて、ここで夜を明かすことにする
綺麗に四角に区画された場所を見つけ、そこでビバークする事にする
嫁さんを休憩させて、上から見えた川のような場所を探してみる
焼野三叉路の付近に笹を少し被ったような獣道があり、その先に水場と思わしき場所を見つける
流れは少ないが、時間をかければ十分に水が確保できそうである
一旦ビバーク地に戻って、嫁さんに状況を報告してプラティパスを2つもって水場に戻る
水量が少なくキャップの半分ほども沈まない
少々、ゴミも入るが底に押し付け、水を汲む
16:43 ビバーク地 設営完了
行程的には小屋で2泊の予定だったが、新高塚小屋、高塚小屋は尋常でない混み具合だろうと考えて、テントは持ってきておいた
水場と何往復か繰り返し、ある程度の水を確保する
おそらく焼野三叉路の水場で間違いないのだが、水量から考えると、しばらく雨が降っておらず、宮之浦岳への道中の水場も枯れていたんだと思われる
そのまま飲料水や、料理に使うのは少し危なっかしいと思い、一旦、煮沸してから煮炊きに使うようにする
メスティンに米を入れて水を吸わせておく
もう進まないでいいとなると、俄然、気分が楽に
明日から天候が悪くなることを考えると、チャンスは今しかないだろう…
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