随分、放置してしまい申し訳ございません…
忙しくなかったわけではありませんが、9月からはずっとアイスボーンやってたのは事実です…
というわけで記憶が鮮明なうちに屋久島の続きを書いていきます
時間は遡って
2019年4月27日(土)
世はまだ平成の時代
本日、27日から2泊3日で山行を行います
過去最長の山行であり、初の縦走となります
帰りのフェリーは2日のお昼のため、天候を考えるとこれ以外の日程は考えられない
踏破するピークは九州最高峰、日本百名山である宮之浦岳(1936m)を含める四山
宮之浦岳(宮之浦御嶽)1936m 日本百名山 九州最高峰
永田岳(永田御嶽)1886m
栗生岳(芋生御嶽)1867m
黒味岳(黒御嶽)1831m
諸説あるようですが
宮之浦岳、永田岳の二山に 栗生岳 or 黒味岳 に参る事を三岳参りと呼ぶそうです
日本語の名称は時代が進むと簡略化される事がよくあるので(イザナギ、イザナミの2人の神様→二神→二上)各集落の名前の付いた信仰対象となる山(御嶽)がある事を考えると、そもそもは御嶽参りなのかもしれません
というわけで淀川入口から入山し、上記四山を含め、縄文杉も経由し、白谷雲水狭へ抜けるルートを2泊3日で縦走してきた
当初の予定では
1日目:淀川入口→黒味岳→石塚小屋
2日目:石塚小屋→栗生岳→宮之浦岳→永田岳→新高塚小屋
3日目:新高塚小屋→縄文杉→白谷雲水狭
で考えておりましたが、体力のある初日がほとんど活動してないため
1日目:淀川入口→黒味岳→栗生岳→宮之浦岳→永田岳→鹿之沢小屋
2日目:鹿之沢小屋→永田岳→高塚小屋ルート
3日目:高塚小屋→縄文杉→白谷雲水狭
としました
最終日はどうやっても濡れて帰ってくる事になりそうです…
嫁さんと2人でのテント泊は涸沢以来となる
縦走をどう定義するかによりますが、登山口と下山口が違う山行も初めてである
装備等は別で書こうと思っていますが、大まかな部分で
私:バルトロ75 17,8kg程度(撮影機材含む)
妻:リッジ40 12,3kg程度 で収まった
2019年4月27日(土)
3:00 起床
4:00 キャンプ場 出発
縄文杉ルートである荒川口へはマイカー規制があり、屋久杉自然館でバスへ乗り換える必要がありますが、淀川口はヤクスギランドのさらに奥地となり、マイカーでの進入が可能
宮之浦近辺から淀川口までは1時間半程度
淀川口までのトイレはヤクスギランド、淀川口にある
5:11 淀川登山口
淀川登山口で道路はドン突きになっており、交通整理をしていただいている職員さんがいらっしゃった
おそらくハイシーズン中だけだと思われる
前日に用意した入林届はここで車のダッシュボードに置いておいた
事前の調べでは、ここで山岳部環境保全金の徴収があるとの事でしたが、特に声をかけられる事もなかった
日帰り 1000円 山中泊 2000円 といったモノだったらしいですが、着服事件の事もあり現在では積極的な声掛けはなかったのかもしれない
登山届けを記入してポストへ入れる
5:16 まだまだ暗いためヘッドライトを着けて登山開始
まずはここから40分ほどの淀川小屋を目指す
6:05 淀川小屋 到着
6時前には十分明るくなり、ヘッドライトは要らなくなった
夕方から淀川口に入り、ここで一泊して早朝から動き出すといったルートもメジャーな模様
本来の連休開始より1日早く屋久島に入っているため、今日は静まり返っている
今、改めて見てみると水量が少ないように感じる
7:10 すっかり日も昇り、今日はすっきり晴れてくれそうだ
ストックは私が1本だけ
モンベルのフォトポールを持ってきた
自由雲台を取り付けてGoProをセットしてある
7:35 豆腐岩が見えてくる
豆腐岩は高盤岳(コウバンダケ)の山頂となり、栗生、湯泊歩道側から登るようである
これは、これで、またいつか行ってみたい
GoProは、この辺りでバッテリーがなくなった
HERO3を中古で購入してすでに5年
ツーリングの際はモバイルバッテリーを繋ぎっぱなしなので気にならないが、内臓バッテリーで使用するには、そろそろ寿命が来ているようだ…
花崗岩は便利なもので自然にブツブツ突起が出てくるので足掛かりがいい
6年前にここでデビューしたダナーライトは現役のまま、今回も活躍中である
8:01 小花之江河 到着
豆腐岩はここからよく見える
淀川登山口から 3.8km
宮之浦岳までは 4.2km
8:25 花之江河(はなのえごう) 到着
もっと湿地なイメージだったが、ほとんど水はない
荷物の量を考えれば、我々にしてはかなりいいペース
途中、小休止をはさみ、じっくり休憩は取らずに来られた
花之江河は水場でもあるので、水分補給が可能
淀川口からだと淀川小屋から花之江河まで水場なし
背負ってきている水分は2リットル
ハイドレーションにポカリを2リットル
前回の縄文杉ルートで水場には困らなかったので屋久島に関しては水場に困る事はないだろうと踏んでいた
花之江河から今夜、宿泊予定の鹿之沢小屋まで2013年度版の山と高原地図では6か所、水場が記されている
道中で補給していけばいいので、気楽に考えていた
花之江河で水場の水量が少ない事に気づくべきだったんだと思う
まぁ…初見で気づくほどカンがいいような人間ではないのだが…
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