初の北海道ツーリングでしたが、高知からの長距離にもかかわらず、満喫できました
今回の経験を踏まえたうえで何点か思いついた部分があるので書いていこうと思います
まずはフェリー
西日本からだと基本的に舞鶴港から小樽への便となるでしょう
高知から舞鶴まで400km弱
出港を23時と考えても余裕を持ってたどり着くでしょう
出発点が鹿児島だったとしても舞鶴まで940km弱
朝6時に出発すれば17時間で940kmなら間に合わなくはない…
しんどいには違いないが当日、確実に泊まれるベッドがあって20時間休憩ができると思えば選択肢としてはありだと思う
エストレヤで走る940kmとロードグライドで走る940kmは別物ではあるでしょうけど…
関東からは関越道使って新潟から小樽がいいと思われる
新潟→小樽便のいい所は着岸が朝4時
たっぷり休憩して朝4時から走り出せる
北海道ツーリングにおいてこんなお得なメリットはない
函館が目的なら青森なり大間からのフェリー
苫小牧や小樽からを考えると行った道を戻らないといけない事を考えるとお得感はある
苫小牧と小樽を比べると襟裳岬、納沙布岬へのアクセスがいいのは苫小牧
どちらも20時過ぎに着岸して、その日は近辺で宿泊と考えると小樽の方が街中だしスーパー銭湯もあって便利だと思う
翌日に道南、道東を目指すのなら苫小牧でもいいかもしれないくらいなメリット
次に宿泊
私は全行程テント泊でしたが、個人の好みや車種、アウトドア用品の準備次第といったところ
キャンプ好きならテントを持って湖畔にGo!
行程が長くなればなるほどキャンプの方が懐にも優しいかと思います
北海道ならではという事でライハもありますが、行った先で自由に宿泊場所を選べるキャンプのいいところ
ホテル泊やライハはある程度、縛られるので雨除けや充電、洗濯のための手段
アウトドア用品のなかでも比較的、高価な部類となるテント、シュラフ、マット
しかも嵩張る荷物の中の上位陣となります
テント、シュラフ、マットを持っていかないとなるとかなり荷物を減らすことができるので、これならホテル泊もありかなぁ…と
走りを堪能できるかは別としてSSやオフ車で充分積載できる事を考えると、湖畔キャンプ 最高かよ!?
ただし雨の中の撤収は地獄…
充電関係
持っていく機材次第ですが、長旅ならスマホ、カメラ関係で充電が必要となります
GPS、スマホ、ipad、GoPro、RICOH GR、OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII、Bluetoothレシーバアンプ を今回持っていきましたが、一般的な方よりかなり多いと思っていいでしょう
バイクからの出力はUSB 1A 1口、USB 2A 2口、DCソケット 1口
モバイルバッテリーは10500mAh、26800mAh、ジャンプスターター(8000mAh)
エネループ 単3 16本 単4 4本
カメラバッテリー GR 純正2本 E-M1 純正2本 サードパーティ2本 GoPro 純正1本 サードパーティ2本
USB1A出力はGoPro専用でわざわざ1個残してあります
ETCがDCソケット給電のためDCコンバータを間に噛まして バイク→DCコンバータ→ETCと接続しDCコンバータのコンセントから5ポート 63WのUSB充電器を接続
しかしバイク側からの出力が足りないようでDCコンバータから電圧降下のブザー音がずっと鳴ってました
最終的に落ち着いた案では
モバイルバッテリー 10500mAh で GoPro に直接USB給電
USB 2A 2口 から デュアル入力ポートで モバイルバッテリー 26800mAh に充電しつつ モバイルバッテリー 26800mAhで USB3台まで給電
DCソケット から ETC に落ち着いた
運転時以外はエネループからの出力での充電が便利
フェリー以外での外的コンセントは使用せずに11日間のりきれた
デュアル入力ポートで倍速充電できるモバイルバッテリーと使い勝手のいいエネループがあれば何とかなった
目的地
あるに越した事はないが、おおまかでいいと思われる
天候が悪い状態で何処行ったところで楽しめるとは言えない
お土産購入とか札幌市街で遊ぶとか、あまり天候が影響しない内容なら悪天候にあてがい、本当に行きたい場所は天候がいい日当てはめると幸せになれる
普段使い慣れてるツーリングマップルと北海道版ツーリングマップルは縮尺が違うため、地図から普段の感覚で走ると遠くてえらい目に会います(笑)
行きたい場所をある程度リストアップしておき、経路を決める時に近場で結んでいく形にすると、それなりに周る事ができた
主目的のために切り捨てる勇気も必要
フェリーに乗ってる間に決めるもよし、天候に任せてノープランもよし
タイヤ
全日程と1日平均300~400kmほどで考えた
鹿児島出発のオフ車だと舞鶴往復だけで1900km弱…
北海道着いた頃には真ん中なくなってるかも(笑)
出発前に交換しておいた方が安心
ちょくちょくダートがあるのが北海道
白い貝殻の道やタウシュベツ川橋梁へのダート
函岳も登るならかなりのロングダート
神の子池へもダート
函岳はガチですが(特に歌登側)他は何とかなると思われる
白い貝殻の道と神の子池はSSでも飛ばさなきゃ問題ないし
上記2つ比べればタウシュベツは多少コンディション悪いが車が踏み固めてくれるし、ほぼほぼ直線なので羆から逃げるとかでない限りは大丈夫と思われる
函岳はみんながみんな行きたいような場所でもないので、それなりの車種で行けば問題なし
残り5000kmほど走れるタイヤに仕上げておいて渡道前にモタードに戻したが、計算通り丁度いい具合に使い切れた
札幌、旭川にはそこそこ用品店もあるようなので最悪、北海道で交換すればよし
シート(尻、ケツ)
スパイラルハイシートに交換済みではありますが心配ではありました
ゲルザブはレビューを見る限り人によってかなり差があるようなのでjapexが取り扱っているエアホーク かワイルドアス を考えていました
ワイルドアスは60日返品保証もあるので迷ったのですが、モタモタしてるうちに出発の日になってしまい注文できず
1週間以上、毎日それなりの距離をオフ車で走るという未体験な事をするわけですので、かなり不安はありましたが…結果的にはハイシートだけで問題なし
右太もも、右尻、左尻、左太ももと4分割して痛みを分散する事で割りと快適にすごせた
ポイントは痛くなる前に座りなおす
基本的に直線路が多いので体重移動が少ないため頻繁に意識して座り直しました
次回の渡道がいつになるかは分かりません
来年かもしれないし、5年後かもしれませんし、二度と行けないかもしれません
ただ少々無理をした旅だったとはいえ、行って後悔するような事はありませんでした
宗谷丘陵に3回行った事も後悔していません
次行った時に晴れな事を祈るだけです
3ヶ月前に北海道にいた事が、すでに遠い昔に思えてしまいますが次がある事を祈りながらツーリングレポートを終わります
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