私の勤めている会社は当番制で土曜出勤がある
今のスパンだと5週に1回
これと別に24時間の待機当番もある
土曜日は日中は出勤者がいるので早朝、夜間の待機当番となるわけだ
つまり今回のミッションは日中、出勤者がいる時間9時から18時の間に終えなくてはならない…
つまり携帯電話を無視できるのは9時間
2018年10月13日(日)
というわけで出発は朝5時半
やたらと白バイがいたが、まぁよしとしておこう…
前回の三嶺は徳島側の名頃の登山口から登った
道中はあまり展望もよくなく食害にあった木々の中を進むイマイチ気がすすまないルートだった
そのため今回は白髪山の時に会ったおっちゃんのルートを真似て白髪山から三嶺へ向けて縦走してみようと思う
当然ながらロングトレイルにはなるが、これができないなら三嶺、剣山の縦走なんてとんでもないのだろう
ひとまずソロでの登山では過去、最長となるルートになる
今回は意識的にガッツリ荷物を減らしてみた
レンズも12-400F4と7-14F2.8だけにした
三脚は軽いzip shotを
救急道具と防寒具、雨具、ヘッデン、コンパス等の道具に紙地図
クッカーはP153とクッカーにガスは110、非常食少々
ハイドレーションはポカリを2L
水場用にナルゲンと潰せる水筒を
ストックはモンベルのトレッキングフォトポール1本
カメラ等機材も含めて9kgほど
容量的にも35Lで充分収まる荷物
いい登山日和になりそうな予感…
前回、白髪山に登った際は国道195号から物部支所で217号に入って険道を延々走ったが、よくよく地図を見てみると別府峡から登山口まで道がついているため、別府峡からの方が道がいいだろうと思い、物部支所を行き過ぎ、別府峡を目指す
山の中に入ると流石に寒くなり、カッパを着込んだ
7:30頃、別府峡に到着、ここから登山口を目指す
やはり今年の豪雨災害はひどくコテージの屋根は剥がれたままだった
紅葉は綺麗だが、道は落下物だらけで悪路…
所々、道も崩壊しておりショベルも出ている
それでもめげずに進んで行った結果…
道が無くなってた!?
2輪ならどうにかなるんじゃないか程度に考えていたが、甘かった
40分かけて物部支所まで戻り、前回と同じルートで登山口を目指す
8:42 光石登山口
ビックリするほど大人数がごった返している
こっちのルートが人気なのだろうか…
狙ったわけでもないが9時頃に駐車場に到着
呼ばれさえしなければ携帯さえ携帯しておけばいいので9時まで登れないわけでもなかったが、ちょうど9時なんでキリもよかった
トイレを済ませて、いよいよ独りの長い1日が始まる
9:16 登山開始
まずは白髪山までコースタイム通りなら50分
天候も気候も文句なし!
10:08 白髪山 山頂
私としては極めて珍しくコースタイム通り
基本的に1.5倍くらいがいつものペース
この日は割と体調も良かったし、やはり荷物が軽いのが効いているのかもしれない
向こうに見えるは、これから目指す三嶺(みうね)
やはり名頃からのルートよりずっと三嶺を見ながら登れるこっちのルートの方が登っていて気持ちがいい
白髪山から、まずは白髪避難小屋への分岐を目指す
ところどころ紅葉も見られる
四国の山は例年どおりならば石鎚山の紅葉は10月1桁台
名頃のルートに比べれば、まだ食害の被害は少ないように思える
分岐までは白髪山から一旦、下りはじめ、多少下ったところで緩い上りになる
道は迷子になるほどではないが、何度か「ん?!」と思う場面もあった
11:04 剣山への分岐
剣山へは12.5km
三嶺へ4.5km
4.5km…4.5kmかぁ~…
行くだけならともかく戻ってくる事も思うと、そこそこな距離だよなぁ…
剣山方面へ10分ほど下りて行けば白髪避難小屋
水場もあるとの事
何度か休憩しつつ進んでいるが、多少の遅れはあるが悪いコースタイムではない
むしろ普段に比べれば格段にいいくらい
道中、ちょっと開けた丘に出たところでおじさんと出会う
荷物がかなり大きかったので「剣山への縦走ですか?」と聞いてみると
昨日、光石から入ってお亀岩避難小屋に泊まって三嶺から来たそうな
そのまま帰るのも何なので遠回りして帰っているとの事
ルートはゆるやかに下っていく
11:33 韮生越(にろうごえ)
ベルが付いている
当然、盛大に鳴らしておく(笑)
韮生越から堂床休憩舎へのルートはあるが、点線のため、この感じだと難路だと思われる
一面のススキの原から登り返しが始まる
11:58 カヤハゲ(東熊山)
ここからの堂床休憩舎や八丁ヒュッテへのルートは実線のため、それなりに分かりやすいと思われる
三嶺へは2.0km
近づいたのは実感できるが、ここからは東熊山を下って三嶺へは急登する事になる
ただ、このルートはずっと展望もよく三嶺が綺麗に見えるのでモチベーションは高いままでいられる
白髪山から三嶺へのコースタイムは
白髪山 → 白髪山分岐 35分 距離は長いが平坦なルート
白髪山分岐 → 韮生越 20分 緩やかな下り
韮生越 → カヤハゲ(東熊山) 20分 上り
カヤハゲ(東熊山) → 三嶺 1時間10分 山頂手前で鎖&急坂
白髪山 → 三嶺 まで 計 2時間25分(休憩なし)
ここから急登で1時間10分って事は1時半くらいには何とか三嶺山頂へ辿り着きたいところ
12:40 急登の取り付きまできた
頂上の人が見える
大きな岩を避けるように鎖が用意されている
それほど苦労するような鎖道ではない
石鎚に比べれば何てことはない
岩の上まで道がついてるので、ここでご飯も悪くないなぁ
日を選んで来たもあって天気は最高!
12:57 頂上は見えているが、なかなか近づいてくれない( ´∀` )
最後の急登
13:11 三嶺 頂上到着
コースタイムが1時間10分だったので1時間半くらいは覚悟していたが、急登のわりには時間通り登る事ができた
ストックをダブルで行くか、シングルで行くか迷ったけど、シングルで正解だったのかもしれない。
というよりダブルは使いこなせてない気がする
上高地で横尾までの平坦な林道とかなら役立ってる感があるけど、それなりの登りだと1本の方が手も使えるし、カメラもすぐ取り出せる
1本の方が性に合ってるんだろうなぁ…
フォトポール 廃番なんだろうか!?
その2へ続く
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