2017年8月2日(水)6日目
藻琴山展望駐車公園で朝を迎える
起床はいつもより若干遅めの5時ごろ
本人の無計画さが原因ですが、まさか北海道にまで来て、こんなとこで寝るとは思わなんだ(笑)
まぁ何処で寝ようがコットがあるので寝心地は変わらない
マットに比べて高価でしたが導入した意味があった
何も食べてない、何も飲んでない状態なのでコーヒーを入れて余っていたおつまみの柿ピーをつまむ
霧のなか、一晩過ごしたためテントはグッショリ…
朝からいい風が吹いているので荷物にひっかけ乾かしていく
テントを乾かしながらコーヒーで一息入れていると軽バンが駐車場に入ってきた
おじさんが出てきて
「すごいとこにテント張ったねぇ」
てな話になり、昨日の経緯を伝える
ガソリン警告灯が着いたので動くのを辞めた事を言ったら、ガソリン分けてくれるって言ってくれたけど携行缶も1Lあるし、麓のホクレンが7時から営業開始なので大丈夫と断っておいた
割りとアウトドア派な方のようでアライテントについて色々話した
ドマドームではないテントを持ってるようでフライのチャックがよく噛んでしまう事で2人で同意した(笑)
今日は何処って言ってたっけな…どっかでトロッコ電車に乗りにいくてな事を言っていた
仕事はもう引退していて時間はあるので…という事で天候に左右されない日程は正直うらやましい…
7:22 第6日目 スタート!
102号を屈斜路湖に向けて降りて行きホクレンで給油
52号へ入り、そのまま摩周湖を目指す
硫黄山を見ながら、つづら折りを登っていく
8:03 第三展望台(無料)
こういう綺麗な湖見るとワンダと巨像の12体目を思い出します
8:19 第一展望台(有料)
よくできた商売「霧の摩周湖」
「霧の摩周湖」なので見えちゃいけない
見えないほうがお客さんも「やっぱり霧の摩周湖だねぇ」と満足して帰る
見えないものを見るのに駐車場代が必要(笑)
料金所のおっちゃんは風があるから10分くらい待ってれば多分、大丈夫とは言っていたものの、霧が晴れそうな感じはなかったので撤収
料金所で精算前に見えるか見えないかは事前に教えてもらえるシステムみたいなので安心
8:34 セイコーマートにて朝食
このホットシェフのおにぎりがお気に入り
北海道滞在中、何個食べたやら…
国道243号から直線の885号で中標津町を目指す
9:30 開陽台 到着
今回、絶対に行こうと思っていた場所のひとつ
ここでキャンプするプランも練っていたが、天候、日程を踏まえると難しかった
満天の星空が素晴らしいとの話
気持ちよさそうなキャンプ場
この天候でこれだけ見渡せる事を考えると、晴れてりゃ恐ろしい事になりそうな予感だけに残念…
今のところ、天候的に恵まれた結果だったのは函岳の夕暮れくらい
ここ3日は何処行っても霧に阻まれている…
宗谷岬にそれほど思い入れがなかったとしてもサハリンが見えればもっと違った印象だったはず
ひとまずソフトクリームでも食べて今後を考える
クローバーのはちみつがかかっているらしい
店員さんとしばらく話す
昨日もこんな感じの残念な天気だったらしい
この後、納沙布岬に行くか、知床に行くか、迷っていると相談する
昨日は納沙布岬もこんな天気だったらしい
逆に知床から開陽台に来たライダーは知床は晴れてて最高だったとの事
知床はルートから外すつもりがなかったので問題は納沙布岬に行くか、行かないか
見たこともない納沙布岬を想像してみる…
多分、海は濃霧で北方領土は見えない気がした
ため息をつく自分が想像できる
納沙布岬まで100km超
往復200kmを超える
昨日みたいな事は避けたい
もっとまともな旅をしたい(笑)
最東端 納沙布岬 を諦める事にする
自然相手に何でも上手く行くわけはない
10時前に開陽台をあとにして、まっすぐな道で海岸線を目指す
海岸線にでて国道335号線で知床を目指す
11:29 道の駅 知床・らうす
天候はご覧の通り
山は霧に包まれている
展望塔もあったが、結果が容易に予想できたため行くのをやめた
道の駅でおみやげに羅臼昆布を購入
やたらカニを勧めてきたが私自身が甲殻類が余り好きでないため断った
すると昆布推しになり、2枚で1000円にマケてくれたが本来の値段設定も値引き前提なのだろう(笑)
昼飯をどうしようか迷ったが、いまいち惹かれるものがなく
ホッケバーガーなるものを購入して食べてみた
なかなか美味しい
駐車場で食べてたら隣のキャンピングカーの方に話しかけられしばらく談笑
高知ナンバーはなかなか見かけないだろうからなぁ
「まだまだ若いしまた来ればいいよ」と言ってくれた
そんな気はしつつも知床峠を目指して出発する
11:54 知床峠PA
衝撃的なほどの濃霧で5m先も見えない
道中はずっと徐行でまともに走ってられない
シールドを閉めていると水滴で前が見えなくなる
仕方なくシールドを開けて走るが、顔を洗ってるかと思えるくらいびしょ濡れである(笑)
駐車場があったので停めたのだが、前後左右、何も見えない
横断歩道を渡るにも車の音だけを頼りに渡るしかない
プレートがあるって事はここから一望できるという事なのだろうか?
滞在時間、数分で知床峠をあとにする
ウトロ側に下りて行くと次第に天候がよくなり最終的には晴れてしまった
どうも北海道はこういった天気が多い
半島を境に根室海峡側は濃霧、オホーツク海側は晴れ
昨日の宗谷岬にしてもオホーツク海側は濃霧、日本海側は晴れといったような半島の山に遮られ天候が変化している
ひとまず知床自然センターに立ち寄ってみる
2km 40分っていうのが、全く理解できないがそんなに険しいのだろうか…
フレペの滝で40分なら知床五湖なら何時間かかるんだ…?!
何やら有料でレクチャーを受けて引率者と一緒にツアー的に行かなければならない様子
濃霧にすっかりやられてしまって、そんな気分にもなれず自然センターをあとにする
知床半島の観光船ツアーや、知床五湖のツアーは嫁さんと一緒ならともかく独りで行けるほど度胸はないなぁ…
羅臼側が漁師街ならウトロ側は観光地
ホテルや温泉も多くゴジラ岩もウトロ側
なかなか可愛らしい
嫁さんへの土産はドコココ?シレトコ!グッズに決定
13:00 大盛況なレストランだったが、お一人様は割と自由に席が割り振られるためそんなに待つこともなかった
大時鮭定食だったはず…
時不知(トキシラズ)のなかでも大きな個体を大時鮭としてブランドで売ってるような事が書いてあった
鮭児(ケイジ)と時鮭(トキザケ)、時不知(トキシラズ)って同じ物だと思っていたら全然違うかった
鮭は本来、秋が旬の物で春から初夏にかけて採れてしまった物という事で時を間違えた鮭(時間を知らない鮭)という事でトキシラズ
産卵期までまだまだ時間があるため脂がたっぷりのってあり美味しい
鮭児(ケイジ)は読んで字のごとく若い鮭
旬である秋に採れるが卵巣、精巣が未成熟で代わりに脂がたっぷりのっている
水揚げ量も少なく幻の高級食材
小鉢の赤黒い内臓がかなり塩辛いけどなかなかの美味
ご飯が進むねぇ…
結果的には知床も霧に悩まされどうにもならなかった
雨が降ってないだけましなのかもしれないが、どうにも消化不良
北海道は何処行っても絶景があって楽しめるんだろうけど霧のなか、何箇所廻ったところで何も楽しくない事が今日、分かった
だから、やっぱり、行きたい場所に行って晴れるのを待ってるのが正解なのでは?!
と考えついた結果、明日も宗谷丘陵に向かおうと思う
残された日は3日
8月5日23時には小樽にいないといけない
そう考えると北上できるのは明日が限界
3回行って宗谷丘陵が晴れてないなら、もうそれはそれで受け止めるしかない
その11へ続く
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