北海道から帰ってきて以降、ずっとオフタイヤですがオンタイヤの費用捻出が当分できそうにないため、引き続きR仕様で遊ぼうと思います
私のWR250Xはホイールの換装でオフタイヤ仕様となりますが、”WR250X” ”ダート” ”林道” 等で検索してこられた方が「なんだよ!?Rかよ!?紛らわしい…」となってしまうため、オフタイヤ仕様での記事は便宜上 ”WR250R”とタグ付けしておく事にします
先日の考察で色々考えた結果
ON/OFF共用タイヤのなかでチューブレス仕様があり、もっともOFF寄りなIRC GP-21、22を購入しました
IRC アイアールシー/GP-22 【120/80-18 M/C 62P TL】 タイヤ CRF250
IRC アイアールシー/GP-21 【3.00-21 51P WT】 タイヤ CRF250
前後で12000円以下って素敵…
同時にアウテックスのチューブレスキットも購入
OUTEX アウテックス/クリアチューブレスキット DR-Z400
R用で前輪後輪セットがありますが、Rでの前輪チューブレス加工は失敗談しか発見できなかったので後輪のみ発注
そもそも前輪はチューブレス対応しているタイヤが存在しているのかな?
メーカーサイトにも明確には書かれてないので分かりませんが、アウテックスさんのチューブレス加工キットは当然ですが、チューブレス対応のタイヤをチューブレス加工したスポークホイールに履かせる事でチューブレス仕様にできるモノなのだと勝手に解釈しました
なのでチューブレス対応していない例えばミシュランAC10を履かせてもタイヤのビード部分から空気が漏れるんじゃないかなぁ…
チューブレスタイヤにはチューブの代わりにインナーライナーというゴムシートが貼り付けられているとグッドイヤーのサイトでは書かれてありますが、それ以外にもビード部分の強度とかが違うんじゃないかなぁ?と思うんだがどうなのでしょう…
2017年11月19日
というわけで実作業に入っていきます
AC10とGP-21
ちなみにAC10は回転方向の指定もないため逆履きする事でさらに寿命を伸ばせるという神仕様
今回のタイヤ交換のために用意した物
タイヤレバー3本(DRCタイヤレバー 22mm 27mm KTCタイヤレバー)
DRC ビードクリーム
KOWA リムプロテクター
Webike Garage ビードキーパー エアバルブプーラー
WRはアクスルシャフトのナットサイズがフロント22mm、リア27mm
ちなみに自転車のパンク修理はした事ありますが、バイクはホイールからタイヤを外す事自体、お初です
マルケは怖くて自分でやりたくないので店に出してます
交換するタイヤを台にしてホイールを乗せて作業開始
まずはエアバルブから虫を外します
バルブキャップに虫回しが着いているので便利
足でビードを落としてからタイヤレバーで外していく
この間、10分ほどしか時間が経ってない事をみる感じ、手こずった様子はない模様
注意点はタイヤレバーでチューブをホイールと挟み込まないように外していく
バルブを抜いてチューブを取り出す
念の為、チューブに空気を入れて水に浸けて穴開きがないか確認
せっかくなのでこの状態でホイールを洗浄
リムテープは買ってなかったので再利用
タイヤ内にベビーパウダーをブチまきチューブがタイヤ内でこすれないようにする
ホイールにビードを片側ハメこむ(回転方向に指定があるタイヤは向きに注意)
チューブはタイヤとおなじくIRC ヘビーチューブ
前輪のチューブレス化はあきらめたのでできる限りパンクを避けるべくヘビーチューブを使用
バルブプーラーでバルブを引き込みセットする
タイヤの軽点(黄色い○マーク)をバルブ位置に合わせます
タイヤレバー3本を駆使し、タイヤをハメていきます
ビードクリームはケチらずたっぷり塗りましょう
写真の辺りから作業にかなり力がいるようになりタイヤ千切れるんちゃうかな?!と思いながら作業しました
最後の一撃はコツも何もない、完全に力でねじ伏せる…
もっとギリギリのところまでビードキーパーをセットできますが、そうすると最後の一撃がとてつもなく力が必要となるので、この辺でめくり倒すのが一番でした
結果的に40分ほど格闘…何とかハメ終わる
チューブに空気を入れてビードを上げる
300kPaほど入れてパンパンにして前輪は完成
このまま放置して後日抜けがないか確認します
続いて後輪
同じく体重をかけてビードを落としていく
すべての作業において後輪の方が馬力を使う…
ちなみに気温によるゴムの伸び等を考えると夏場にやった方が、もっと力がいらないらしい
後輪はタイヤを外すだけで1時間かかった…
片側だけ外すのは、それなりに順調だった
完全に外すのに手こずった
多分、コツはビードクリームをたっぷり塗って滑らす事
この日はここで作業終了
日付変わって
2017年12月17日
寒いので室内作業
後輪のチューブレス加工
ホイールリムの溶接継ぎ目部分は特に綺麗に仕上げておく
念の為凹凸の大きな部分はリューターで削って仕上げました
シールテープ貼り付け部の脱脂
アルカリ性の洗剤で洗うように書いてあったので台所用洗剤で洗浄
その後、ヒートガンで完全に水気を飛ばす
ニップル部分に○シールを貼り付ける
ブチルテープ貼り付け前にドライヤーでリム全体を温める
ニップル周辺部を密閉できるように貼り付ける
保護テープを貼り付けバルブを取り付けて完了
1時間弱で完成
よくよく見てみると全然、密閉できてない箇所を発見(笑)
各テープは多少余る程度にあるので切り貼りして、その箇所だけ修正
最後の硬さは前輪の比にならない
最後の一撃が1本ではめくれないので2本で何とか仕上がった
この辺りから面倒でリムプロテクターを使わなくなっている(笑)
手動空気入れで空気を入れてみるもビードが上がらない
何度やっても進展がないので車に載せてガソリンスタンドへ
スタンドのコンプレッサーで一気に空気を入れる
バン!バン!と音がしてビードが上がったが一部、綺麗に出ていない箇所があったのでバルブを抜いてスカスカにして再度、充填で無事完了!
テープを密着させるために400kPa近く空気を入れて放置
ひと月ほど経って再度、空気圧を確認
下がってないようなので通常の空気圧まで落として無事チューブレス化、完成!!
手を抜かず、慎重にやればチューブレスキットの施工はそれほど問題ないかと思われます
脱脂が適当だったり、貼り付けがいい加減だと失敗する模様
今回はRのホイールでしたが、Xのスポークホイールなら幅がさらに広いので施工がもっと楽です
どちらかと言えばタイヤの脱着が一番大変だった
マルケも自分で手組できたら…と考えていましたがオフタイヤでこれだけ苦戦した事を考えると「17インチのラジアルタイヤをホイールに傷つけず手組する」という事は不可能に思えた
大人しくお店に出そうと思います
本来は完成した時点でホイールのバランス取りが必要ですが、これホントに必要なのだろうか…
厳密に言えばタイヤがチビてきたらまたバランスは崩れるわけでしょうし…
オンタイヤならともかくオフタイヤでそこまで正確にホイールバランスの必要性を感じません
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